よく、複数通貨に分散したほうが為替変動リスクを軽減できるといわれ
ていますが、本当にそうなのでしょうか。
たとえば、高金利通貨に投資してスワップ金利の確保を重視するので
あれば、同類で多少金利の低い通貨にまで分散投資する必要はありま
せん。ある程度信用力のある国の通貨であれば、単独通貨で信用しても、
それほどリスクは高まらないでしょう。
たしかに、最近のFX会社のなかには、取引できる通貨の種類を増やし、
セールスポイントにしているところもありますが、情報が入りにくく、特性を理解
できない通貨にまで分散投資することは、リスクを高めることになります。
理解できない通過も含めて分散投資するよりも、本当に理解し、熟知して
いる通貨に集中投資したほうが、むしろ投資リスクは軽減されるでしょう。
たとえば、米ドルなら、米国の経済動向や景気指標などの情報を簡単に
入手できますし、何よりも馴染みがあるからです。
米ドルであれば、過去の為替レートの値動きも、なんとなく覚えている人も
いるでしょう。つまり、その通貨の持つ値動きの癖を把握しやすいのです。
そのような通貨で運用すれば、為替レートが動いたとき、「しばらく小動きが
進んだら、そろそろ動きだすだろう」というように、ある種の既視感を持って
相場の動きを見ることができるようになります。