具体的なトレードのしかた、技術などを学ぶことはもちろん大切ですが、
それとともに、事前に整理しておかなければならないことがあります。
それは、自分がどのようなスタンスで取引に望もうとしているのかを把握することです。
為替相場の予想は、できたとしても数ヶ月先まで、それ以上になると、予想の精度が
かなり低くなってきます。
アメリカの政権が変わり、為替政策が大きく転換したというように、長期的に相場が
大きく影響を及ぼすような出来事があれば話しは別ですが、そうでもない限りは、1年先の
為替相場を見通すのは不可能といえるでしょう。
そこで、第一のスタンスは「長期で保有する」こと。この場合、金利差を念頭においてトレードします。
日本の金利もようやく上昇の兆しを見せてはいますが、それでもまだ底であることに変わりはありません。
このような状況が続く以上、どの国に投資したとしても、日本よりも高い金利が得られます。
この場合、投資スタンスとしては外貨の買いであり、外貨の売りでトレードに望む人間はいないでしょう。
ただ、仮に金利差が5%もあったとしても、為替の値動きは年間で10%から20%にも達する
ため、5%の金利差など軽く吹き飛んでしまいます。
そこで、為替予想は困難であると割り切り、2~3年の期間で外貨に投資することで、金利を
稼ぐというスタイルをとります。
第二に、投資のサイクルが2,3日から、長く保有したとしても1ヶ月程度というスイングトレードの
スタンスで望む場合。もちろん強いトレンドが出れば、数ヶ月待つこともありますが、それは極めてまれです。
当然、外貨の買いだけではなく、売りから入ることも必要になってきます。スイングトレードで
成功するためには、売りに対するアレルギーを取り除くことも必要になってくるでしょう。
為替市場では、市場参加者の間で話題に上がるテーマが、数ヶ月ごとに変化します。
場合によっては、もっと早く変わることもあるくらいです。
したがって、めまぐるしく変わる相場のファッションにも敏感でいる必要があります。
もちろん、売買のタイミングや金額設定など、技術的なノウハウも磨いておくことも大切です。
そして、第三がデイトレードというスタンスです。この場合、日々、相場がどう変化したのかを、
常に画面に張り付いてウォッチし続けなければなりません。
とはいえ、一般の人がデイトレードをする場合、いくら張り付いて見ていたとしても、どうしても
情報量に限界があります。そこで、テクニカル分析に頼ることになります。
デイトレーダーを目指すのであれば、やはりテクニカル分析を勉強する必要があるでしょう。
このように、トレードにもさまざまなスタイルがあり、それぞれに見ておくべき情報、投資に
対する考え方が違ってくるのです。