CHAPTER4

FXトレード勝利の方程式

RULE3  出口戦略を考える

買ったものは売る。売ったものは買い戻す。これをしなければ、トレードは終わりません。
つまり、出口戦略を考えなければ、利益も損失も確定させることはできないのです。
  一度相場に入ったら、どのようなタイミングで出ればいいのかを考えておく必要があります。
  出口戦略を考える場合、必ずコストを含めたうえでプランを立てることが大切です。
  為替取引に必要なコストは3つあります。
  ひとつは売り買いのスプレッド。為替保証金取引などで提示されている為替れーとは、
2Wayプライスといって、「115・20-115・25」というように、外貨の売値と買値が同時に
提示されます。
  米ドルの場合、これは投資家の側から見れば、「1ドル=115円20銭でドルを売れる」
「1ドル=115円25銭でドルを買える」という意味になります。
  そして、両者の差額(スプレッド)である5銭が、ドルを売り買いするのに必要なコストになります。
  次に為替手数料。
  これは外貨を売買するのに必要なコストで、外国為替保証金会社や銀行によって異なります。
1ドルにつき20銭を取るところもあれば、外貨預金の場合だと1ドルにつき2円も取る場合もあります。
  外貨取引のコストは、基本的にこの2つですが、第三のコストも存在します。
  それは「心理的コスト」というべきものです。
  買いで入った場合、相場が上昇しているときは利食いを、相場が下落して売る時は損切りをするわけですが、
人間の心理として、利食いは早く、損切りは遅くなる傾向があります。
  たどえば、1ドル=120円までドル高が進む余地があるのに、それよりも手前の1ドル118円で利食ってしまうものです。
逆に損切りをする場合は、1ドル=115円で損切りの売りを出せばいいのに、判断に遅れが生じてしまい、結局、
1ドル=113円でようやく損切りができたという事態に陥ります。
  人間は誰しも、早めに利益を確定させたいと考えるようです。このまま持ち続けていれば、
もっと利益を得ることができるかもしれませんが、逆に損失へと転じるリスクもある。たったら、早めに利食いをして、
安心したいという心理が作用するのでしょう。
  このように、判断のタイミングのずれによって生じるコストのことを、「心理的コスト」というのです。
  さて、このようなコストがある以上、勝ち負けが五分五分の勝負をしていると、結局は負けてしまいます。勝率5割、
6割でも金額ベースで勝てるようにするためには、たとえ負けたとしても、損失額を小さく抑える必要があります。
  実際のトレードをして、7割の勝率を上げられる人は、よほどの天才です。どんなにがんばったところで、5割から6割
を維持するのがせいぜいです。
  その勝率で、しかもコストを負担したうえで儲けるためには、勝てる相場で大きく儲け、損は最小限に抑える工夫を
することが肝心です。

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