奇特な人は、相場が上昇局面のとき売り、相場が下落局面のときに買いたがる
ものです。でも、これは非常に危険行為です。
なぜなら、一番もうかる相場とは、一本調子に上昇する、もしくは下落する相場だからです。
相場は、一度勢いづくと、どんどんその方向に行ってしまいます。この流れに乗らない限り、
相場で大きく儲けることはできません。したがって、ちょっと上がったから売る、ちょっと下がったから
買うというのは、極めて危険な行為なのです。
このようなトレードをすると、自分が張った相場とは逆の方向にどんどん進んでしまい、結局、大損を被ってしまいます。
もちろん、根拠があって逆張りをするのであればよいのですが、その場合は、金額を抑えてエントリーすることが大切です。
ナンピンでもそうです。下がったから買う、下がったら買うを繰り返して、平均の買い付けコストを引き捧げる場合も、
基本は金額を抑えて行います。
逆に、順張りのポジションで、利益が積み上がっているならば、これをピラミッディングといい、さらに大きく利益を狙っていく
取引手法でもあります。
ただし、ピラミッディングをする場合は、どこで相場が反転するかに注意しておく必要があります。そのタイミングを見逃すと、
一気に損失が膨らんでしまう恐れがありますので注意しましょう。
こうした失敗にはまらないようにするには、エントリー時の持ち値で考えないこと、1ドル=100円で買った後、1ドル=105円で
再び買ったとしたら、その平均レートで物事を考えましょう。
たとえば、この場合であれば、平均の持ち値である1ドル=102円50銭に対し、実勢のレートがどこまで動いたら取引を
終わらせるかを考えましょう。
ピラミッディングをするうえで大切なことは、あまり高いところでは買い増さないということです。
高値で買い増ししてしまうと、それだけで平均の買い付けコストが上昇してしまいます。
そうなると、相場が反落したときに損失が生じやすくなるだけでなく、相場が上昇しても、コストを加味するとなかなか利益が
得られなくなってしまいます。
こうしたコントロールを上手に行わないと、順張りの相場でもなかなか儲かりません。
順張りのときは、逆張りのときに比べてある程度、買い増すことは可能ですが、それでも、最初に買った金額の半分くらいで、
ちょこちょこと買っていくことが大切です。
最初に買った金額と同額、もしくはそれを上回る金額で買ってしまうと、相場が逆転した時にどうしようもなくなるからです。
これは外貨投資に限らず、あらゆる投資に通じると言っても過言ではありません。大切なことはマネーマネジメントです。
いかに手持ちの資金を有効に使って投資するかが、最後に笑うための秘訣なのです。