CHAPTER5

FX会社の選び方・取引開始方法

FXでいちばん大切な「逆指値注文」

 指値注文は「できるだけ安く買い、高く売るための方法」だと説明しましたが、逆指値はその名のとおり、
指値の逆で、現在の値段より値上がりして一定の水準になったら買い、現在の値段より値下がりして一定の水準に
なったら売る注文方法です。
 儲けるためには、安いときに買って、高くなったら売るのが鉄則ですが、なぜこんな奇妙な注文方法が重要なのでしょうか。
 たとえば、1ドル=110円で10万ドルを指値で買ったとしましょう。
 これを「1ドル=110円で1万ドル買いのポジションをもっている」といいます。
 その後、1ドル=105円になれば、50万円の損失が発生してしまいます。
 そして、普通の人はこの105円のときに売り注文を出すことができないのです。50万円の損失が確定してしまうのがいやだからです。
「5円も下がったのだから、これ以上、下がらないだろう」と考えるのです。
 しかし、相場の世界に、これ以上、下がらないとか、これ以上、上がらないという保障はありません。また、追証がかかることにでも
なれば、含み損などといっていられません。
 そういう事態に陥らないためには、1ドル=110円で10万ドル買った時点で、あらかじめ「ここまで下がったらあきらめよう」という
値段で売り注文を逆指値で出しておくのです。これをロスカット=損切りといいます。
 たとえば、109円まで下がったら売るという逆指値注文をしておけば、1円下がった段階で売り注文が自動的に出されるので、
損失は10万円で済みます。つまり、損失を小さく抑えるために不可欠なのが逆指値です。

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